2018/01/17

カテゴリー: 参戦記録, 復刻記事, 推し事
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access 25th Anniversary Special SYNC LIVE 1125/1126 参戦記録

(初出:2017年11月28日)
 
 
すごいものを見てしまった。
 
11月25日・26日に舞浜アンフィシアターで行われた、accessのデビュー25周年記念公演『access 25th Anniversary double decades + half Special SYNC LIVE 1125/1126』の参戦記録です。

 
 
すごいものを見てしまった。
 
この言葉を書くことになるだろうということは始まる前から覚悟していましたが、想像のはるか上をいかれました。
 
 
今回のライブは、前半と後半のライブパートの間にアコースティックパートが入るという三部構成になっていました。
 
客席に囲まれるような半円状のステージ。その背面には巨大スクリーンが設置されていて、手前側には回転する円形ステージが二重に埋め込まれており、奥の上手側に柴ちゃんのドラム、下手側にしーちゃんのギターというセッティング。
ステージの真ん中には高いお立ち台と、その手前に大ちゃんのシンセが積まれた要塞、そしてお立ち台の壁に据えつけられるように、moogEMMS、通称タンスが鎮座していました。
 
 
オープニングは、『LOOK-A-HEAD』のBGMに合わせて、1993年の『SYNC-ACROSS JAPAN TOUR ’93 ACCESS TO SECOND』以降の歴代ライブ映像が順番にスクリーンに映し出されていきました。
まだステージ上に誰も登場していないにもかかわらず、曲に合わせて色とりどりの光が踊り出す舞浜アンフィシアターの客席。
そして最新の『access 25th Anniversary TOUR 2017 double decades + half』まで進んだところで、音楽が止まり、『SYNC-ACROSS JAPAN TOUR ’94 DELICATE PLANET ARENA STYLE』まで一気に映像が巻き戻され、スクリーンが割れるような演出とともに、accessの二人がお立ち台の上に姿を現しました。
 
 
25周年記念公演の幕開けを飾ったのは、『DELICATE PLANET ARENA STYLE』のオマージュであるかのような『SWEET SILENCE』
2曲目には、25年前の11月26日にリリースされたデビュー曲『VIRGIN EMOTION』を投入。
 
会場を早くもaccessカラーに染め上げると、「『access 25th Anniversary double decades + half Special SYNC LIVE 1125/1126』へようこそ! accessです!!」というヒロのあいさつ。
 
大ちゃんが「今日は僕らにとってスペシャルな日です。みんなで25周年のaccessを一緒に楽しみましょう!」宣言すると、続けて披露されたのは原曲アレンジの『CATCH THE RAINBOW』
要塞がステージ前面へと動かされ、その中で数多のシンセを操る大ちゃんと、要塞の前で高らかに歌うヒロを、七色の光が彩ります。
 
さらに、デビュー20周年の時期に作られたメモリアルな楽曲『Beyond the Second-D.』をハンドクラップとともに歌い上げ、『Let me go』を会場と一体になって踊りました。
 
 
要塞が再び後方へ引っ込み、大ちゃんがギターを肩にかけると、流れてきたのは『SILVER HEART (binary engine ver. 2007)』
ここまでの雰囲気からは一転、クールなaccessを見せつけてきました。
 
イントロではステージ中央に背中を合わせて立ち、曲に合わせてポーズを決める大ちゃんとヒロ。
歌が始まると、ヒロは内周、大ちゃんは外周の回転ステージに立ち、楽曲の世界観を表現するような所作で会場を魅了します。
終始漂っていた緊迫した空気と、間奏で舞うようにしなやかな動きを見せたヒロの姿に引き込まれた一曲でした。
 
 
第一部の最後は、新曲『Discover Borderless』
重めのビートが利いている中にaccessらしいデジタルサウンドが融け込んだ、今までのaccessにありそうでなかった印象を受ける一曲。まだまだこんな姿も見せてくれるのか、と思わされました。
 
 
ここで、恒例のVTRコーナー『access channel』
25周年特別バージョンということで、1992年11月25日、accessのデビュー前日に行われたライブ『Virgin Emotion ~Start On access 1125~』のダイジェスト映像が披露されました。
 
二日間で内容が若干異なっており、1日目は『VIRGIN EMOTION』『HOT CRUISING NIGHT』『Toy Box In The Morning』『BE NUDE』『JEWERY ANGEL』、2日目は『VIRGIN EMOTION』『DISTANCE~求め合うには遠すぎて~』『COSMIC RUNAWAY』『AGAINST THE RULES』『PALE BLUE RAIN』『JEWERY ANGEL』のライブ映像が流れました。
 
ヒロも大ちゃんも若々しく、幾度となく客席から沸き上がる歓声。
 
しかしながら、ヒロのハイトーンボイスや観客への煽り、大ちゃんのショルキーを高く掲げる姿、背中を合わせて歌う二人の姿などには、今のaccessにも通じるものを感じます。
そしてそんな25年前の姿を見るからこそ、今のaccessの進化と、大ちゃんとヒロ両方の表現者としてのレベルの高さがよりいっそう引き立つような気がしました。
 
 
ライブ映像のあと、「25周年を前にこんなこともありました!!」というテロップ。
 
映し出されたのは、2016年10月8日、東京国際フォーラムにて行われた浅倉大介ソロデビュー25周年記念公演『DA METAVERSE 2016 quarter point』のアンコール。
サプライズゲストとしてヒロが花束を持って登場し、ステージ上で花束をはさんで抱き合う二人。そして初心に帰り披露された『VIRGIN EMOTION』の映像が流れました。
のちに発売されたライブDVDにも収録されなかったワンシーンが、ここで初公開されました。
 
さらに、2017年9月1日、貴水博之ソロツアー『HIROYUKI TAKAMI TOUR 2017 Love&Victory~ミンナsoloッテイキマスカ?~』ファイナルのZepp Tokyo公演の際、楽屋に花束を持って駆けつける大ちゃんの映像も。
大ちゃんが楽屋に入るなり、さっそく二人並んでツーショットを撮っていました。
 
貴重な映像をありがとうございました。

参考:
 https://twitter.com/TAKAMI_official/status/784934978492641281
 https://twitter.com/daisukeasakura/status/903604830102446080

 
最後は「ありがとう! これからもヨロシク!」という手書きの文字と二人のサインが映り、VTRが締めくくられました。
 
 
『access channel』の次は、弦楽四重奏とグランドピアノによるアコースティックパート
 
燕尾服に身を包んだヒロのボーカルと、同じく燕尾服姿の大ちゃんのグランドピアノ、そして雨宮麻未子カルテット(1stViolin雨宮麻未子さん、2ndViolin三國茉莉さん、Viola舘泉礼一さん、Cello内田麒麟さん)によるスペシャルな演奏が披露されました。
また、二日間で大きく内容の変わったパートでもありました。
 
 
カルテットの短い演奏のあと、グランドピアノとともにステージ中央から大ちゃんとヒロがせり上がってきました。
そしてピアノとボーカルのみの『LOVING YOU』
25年の間一切音源化がされていない、ライブでしか聴くことのできない特別な楽曲が、アコースティックパートの1曲目として歌われました。
 
続いて歌われたのは、1日目は『grand muse』、2日目は『Shadow over the world』
ピアノとストリングスの一夜限りのセッションに彩られた壮大な楽曲を、ヒロが優しく、力強く歌い上げました。
 
 
「どうですかみなさん、このスペシャルな夜」と大ちゃんが問いかけると、客席から大きな拍手が沸き起こります。
 
「デビューから25周年という日をみんなと一緒に迎えられる。生きててよかったと思いますね」とヒロ。
「25年前、デビュー当時に感じていたときめきが、今日も自分の中でときめいているのがすごく嬉しい」と大ちゃん。
 
 
衣装もビシッと決めて感動的なバラードを披露する一方で、MCでは思いっきりゆるさを見せるのもまたaccessらしさだと思います。
 
ヒロが頻繁に水を飲むので客席からざわめきが聞こえると、「ヒロが水飲んでちゃ悪いかよぉ」と大ちゃん。
ヒロ「こんな日にも客席にケンカを売る大ちゃん(笑)。そんな大ちゃんも好きだよ」(客席から歓声)
DA「水飲んでるヒロもかっこいいよ。(客席から歓声) 会場のみんなも今日はかわいいよ(棒)」
ヒロ「みんないつもかわいいよ!」(客席から歓声)
 
 
1日目に「この曲をピアノとストリングスでお届けするのも新鮮なんじゃないでしょうか」という大ちゃんの前振りから始まった『REGRET』は、より哀愁が漂うようなアレンジに仕上がっていました。「今改めて聴いてみると、すごくいい曲だとわかる」とヒロ。
「そろそろ季節的にもこちらの曲を」と2日目に披露された『Bright Sight』は、小さく弾むようなアレンジに。ピチカートで奏でられる弦の音とヒロの甘美な歌声のみからなる『Bright Sight』の大サビが特に印象的でした。
 
 
雨宮麻未子カルテットによるフランツ・リストの『La Campanella』の短い演奏から続けて歌われたのは、TVアニメ『クラシカロイド』内で放送予定の『愛の鐘~ラ・カンパネラより~』
赤いライトに照らされた情熱的なステージ。サプライズともいえる選曲に、度肝を抜かれました。
 
「access」名義ではなく、「編曲:浅倉大介 歌:貴水博之」という形で発表された楽曲。「こういうのも25年で初めてで、新鮮ですね」とMCで振り返った大ちゃん。
サビ前ではヒロのハイトーンボイスが炸裂。「やる気出すぎていちばん高い声出しちゃった」とヒロ。
 
ヒロ「でも大ちゃんの編曲だから歌いやすかった」
DA「いや、この音域があるからこそですよ」
ヒロ「いやいやこのメロディがあるからこそ歌えるんですよ」
 
お互いを認め合う言葉が息をするように出てくるのも、accessだからこそでしょう。
 
 
accessとして春と秋にツアーを行ったほか、ソロでもそれぞれ全国を回り、さらにヒロは『仮面ライダーエグゼイド』にラスボス・檀正宗(仮面ライダークロノス)として出演、大ちゃんは小室哲哉先生と師弟ユニットPANDORAを結成するなど、個々の活動も精力的に行ってきた2017年。
 
大ちゃんが「相方が変身できるようになったり……」と言うと、ヒロが「絶版だ!」を披露し、会場を大きく沸かせます。
大ちゃんも嬉しそうに手をたたいていました。
 
「子どもの夢につながっていると思うと責任感も感じますね」と語ったヒロ。
 
ヒロ「仮面ライダークロノス、皆さんのおかげで演じ切ることができました。みんなのことは絶版にはしないからな!
 
続いて大ちゃんが、先輩とPANDORAというユニットを結成し、PANDORAとして仮面ライダーの主題歌を作った、と自身のソロ活動をアピール。
「こんなふうに広がるのも、accessという土台があったからなのかな」と感慨深そうに話していました。
 
 
さらに、9月にリリースした4枚組のベストアルバム『access BEST ~double decades + half~』についての話も。
 
過去の曲も新たにマスタリングし直したとのことで、「昔から聴いてくれていた人にも、初めて聴く人にも、新鮮に感じられるように作りました。大切にしてくれると嬉しいです」と大ちゃんがコメントすると、それに応えるように会場から拍手が起こりました。
 
 
それから、「ベストアルバムのバラード集の中から、僕のお気に入りの曲を」という大ちゃんの言葉に続けて、1日目は『STAY MY LOVE』、2日目は『I SING EVERY SHINE FOR YOU』を披露。
 
特別なアコースティックアレンジが施されたイントロから始まった、access屈指の名バラード。
ピアノを弾きながら、一瞬の静寂の間に、指揮棒を振るような動作を見せて、あるいは足で強く床を踏む音を響かせて、鳥肌の立つような空気を作り出す大ちゃん。
その空気を決して壊すことなく、心が洗われるような歌声を響かせるヒロ。
 
1日目には、ヒロが曲が終わっても自分の世界に入り込んでしまい、「あ、MC?」と慌てて我に返る場面も。
 
 
その後、12月20日発売予定の8thアルバム『Heart Mining』についての話題になりました。
 
「すごいアルバムができた」「二人のエネルギーがものすごいパワーで凝縮された」「かなり攻撃的なアルバム」と自信満々に語る二人。
アルバムを一言で表すと、大ちゃんは「エキサイティング!」、ヒロは「ブラボー!」とのこと。
 
DA「(スケジュールがすごくきつくて)まわりは心配してたけど、僕らは焦ってなかったよね」
ヒロ「だってもう、これまでどれだけの荒波を乗り越えてきたか!」
DA「25周年の今この瞬間を音にしておきたかった。今作ることに意味があった。すげーハードだったけど、超楽しかった!」
 
アルバムへの期待もさることながら、2日目に大ちゃんが言った「25周年でこうやってみんなが来てくれて、懐かしい映像とかもあったりする中でさ、次の楽しみのことをみんなに言えるのが超嬉しいんだ!」という言葉に、これまでの音楽人生の重みを感じるとともに、感謝の気持ちで頭の下がる思いがしました。
 
 
アコースティックパートの最後は、大ちゃんとヒロの「大切な出会いの曲」の一つであり、「accessのきっかけとなった曲」でもある『1000年の誓い』
「みんなの素敵な声を聴かせてください」という大ちゃんの呼びかけから演奏が始まりました。
 
ピアノとストリングスの伴奏に合わせ、25年前のヒロが歌ったパートを現在のヒロが歌唱、そして女声パートを観客全員で大合唱。
優しい笑顔で客席に耳を傾けるヒロと、感極まった表情を浮かべる大ちゃんを見て、こちらも思わず涙腺がゆるみました。
 
大ちゃんが「ベストアルバムDisc3のバラード集がお気に入り」とよく語っていますが、このアコースティックパートではその言葉を裏づけるように、ヒロのボーカルの神髄、ひいてはaccessの真骨頂はバラードにあるということを窺わせました。
 
 
15分の休憩をはさみ、再びライブパートへ。
ここでいよいよタンスことmoogEMMSが猛威をふるいます。
 
 
大ちゃんが一人ステージに現れ、タンスとシンセを使ったインスト曲の演奏が始まりました。
ほどなくして柴ちゃんも登場し、大ちゃんのタンスと柴ちゃんのドラムの共演による『SEQUENCE MEDITATION~超電導思考回路 第一楽章 覚醒~』が披露されます。
 
タンスは巨大ながらも非常に繊細な楽器。
それをステージ上で自在に操りながら音を創り出していく大ちゃんの姿には、神々しさすら感じます。
震わすとか揺るがすといったレベルではない、空気を割らんばかりのタンスの音圧に圧倒させられました。
 
曲の終盤、大ちゃんは全身で鍵盤を弾き倒し、さらにシンセに飛び乗る姿も見せてくれました。
 
 
やがてヒロとしーちゃんも登場。
ここから、accessの歴史に刻まれる三部作へとつながっていきます。
 
モンスターアナログシンセサイザ・moogEMMSとヒロの声が融合した、貴重な『DRASTIC MERMAID』『SCANDALOUS BLUE』『TEAR’S LIBERATION』の3曲。
スクリーンには当時のPVが映し出され、23年前のaccessと現在のaccessが重なりました。
 
『SCANDALOUS BLUE』の「もう君なしで歩けない」の部分はヒロが大ちゃんのほうを向いて手を伸ばしながら歌ったり、PVを再現するかのようにヒロが大ちゃんに近づいて歌う場面も。
さらに曲の最後は暗転と同時に大ちゃんにキスをする姿を見せると、客席からは悲鳴が上がりました。
 
『SEQUENCE MEDITATION~超電導思考回路 第ニ楽章 混乱~』をはさんで『TEAR’S LIBERATION』が始まると、それまで青かった会場の光もカラフルになり、きらびやかな雰囲気に包まれました。
 
そして、タンスを駆使した『SEQUENCE MEDITATION~超電導思考回路 第三楽章 解放~』で三部作が締めくくられます。
最後は盛大な爆発音ともに、銀テープが客席に向かって打ち出されました。
 
2日目には、第三楽章の演奏を終えた大ちゃんは達成感に満ちた表情でタンスをねぎらうようにポンポンとたたき、客席に向けてガッツポーズを見せました。
 
accessの三部作は本来、歌の3曲だけでなく、三つの歌と三つの組曲がセットになって初めて完成するものだと、アンコールのMCで大ちゃんが語っていました。
今回は、94年のアリーナライブで披露した三部作を再現したといいます。
「当時はデジタルシンセでやったものを、時を超えて本物のアナログシンセでやるっていうのもまたおもしろい」と大ちゃん。
 
 
ここで大ちゃんがショルキーを持ち、accessの代表曲でありライブの定番曲でもある『MOONSHINE DANCE』が繰り出されます。
AメロBメロのコール&レスポンス、サビの振り、「MOONLIGHT PRAY」で見つめ合う大ちゃんとヒロ、といったaccessのライブでのおなじみの光景は、もちろんこのスペシャルなライブでも健在でした。
 
大ちゃんが再び要塞に入り披露されたのは、新曲『Tragedy』
どこか懐かしさを感じさせるメロディに現代のデジタルサウンドが合わさった一曲。コーラスの重ね方には、こんなのaccessじゃないと無理だろ、というえげつなさを感じます。
紫色の照明も相まって、大人な雰囲気が醸し出されたミディアムナンバーでした。
 
 
そして、クライマックスのタイミングで『We’ll』
 
2012年のデビュー20周年記念ライブの際、今回と同じ舞浜アンフィシアターで、観客の歌声を集めて作った思い出の曲。
今回も、2000人を超えるオーディエンスによる大合唱。
ヒロが大ちゃんの肩を抱き、大ちゃんがヒロの腰に腕を回す場面もありました。
「みんなの声を聴かせてください!」と客席にマイクを向けるヒロと、顔を綻ばせて客席を見つめる大ちゃんの姿が印象的でした。
 
 
『We’ll』に続けて聞こえてきたのは、『Knock beautiful smile』のゆったりとしたメロディ。
サビに入ると、二人は曲に合わせて腕を振りながら、客席に笑顔を振りまいていきます。
 
小型シンセJD-Xiを高く投げ上げ、さらに口づけもしてみせる大ちゃん。
紙吹雪が舞う中、喉を惜しみなく使ってアドリブやフェイクを入れるヒロ。
accessの世界に浸るように揺らめく客席のサイリウムの光。
 
多幸感あふれる空気に包まれ、本編が幕を閉じました。
 
 
休憩明けからは、本編の最後までMCがありませんでした。
ですが、「これぞaccess」というようなものが強く込められていた気がします。
 
きっとaccessの音楽には、必要以上の言葉はいらないのでしょう。
言葉はなくても、音楽で僕らはつながっていられる。そんなメッセージを感じました。
 
 
興奮冷めやらぬまま、ライブはアンコールへ。
 
グッズのロングTシャツに着替えた大ちゃんとヒロが登場。
ステージには二人が座る椅子も置かれました。
 
 
まずは、二人から思いの丈が語られます。
 
DA
「ここまで音楽を続けて、ここでハッピーな空間を共有できたのも、みんなのおかげです。本当にありがとう」
「25年前はまさかこんなことしてるなんて思ってなかった」
「20周年のときにここで録った『We’ll』を、…あっ泣きそう……。おまえらがまた歌ってくれたのが、すっげー嬉しい!
「これからも、音楽を共有できる時間をともにして生きていきましょう」
 
ヒロ
「思いの丈? 真面目なこと言っていい?」
「生きるって普通のことのようで、いろんな悲しみとか痛みとか喜びとかがあって、そんな中で明日に向かってがんばる姿勢が、『生きる』ってことじゃないかなって思う」
「音楽やってると本当に、みんながいるから生きていけると実感します」
「大袈裟じゃなく、僕が生きているのはみんなのおかげです。ありがとう!
「次に向けて、1cmでも1mmでもアクセスしていけるように、また前を向いて歩いていくので、これからもよろしくお願いします」
 
握手を交わし抱き合う二人に拍手が送られると、「ここで、25年前、デビューの前の日にワープしましょう」と大ちゃん。
 
 
1992年11月25日の『Virgin Emotion ~Start On access 1125~』のドキュメンタリー映像が、スクリーンに映し出されました。
大ちゃんいわく「素材からもってきた」というお宝映像。これも二日間で異なる内容でした。
 
お客さんのインタビューに始まり、大ちゃんとヒロの会場入りの場面、開演前の楽屋やリハの様子、ライブ本番の映像が流れました。
 
今は無きライブハウス・原宿RUIDO。新人であるにもかかわらず完売したチケット。
少年の面影を残したやや緊張気味の貴水博之(23歳)と、楽屋でもリハの前後でも煙草をふかす浅倉大介(25歳)
ちなみに大ちゃんはこの日、小室先生から譲ってもらったという真っ赤なジャケットを着ていました。
 
髪型やファッションに時代を感じつつ、椅子に座って懐かしそうに映像を眺める現在の二人。
 
「いや~、また腰を振ってますねぇ」「上がっているパンツを……、おっとぉ、さらに上げた」など、ところどころで突っ込みを入れていました。
演奏中の自分の顔がアップになると、「うわ恥ずかしい! 寄らないで!」と大ちゃん。一方で、腰を振って歌いながらジャケットをはだけてタンクトップを見せるヒロに爆笑していました。
 
映像の中には、舞台監督の新ちゃんこと新堀晃弘さん、ドラマーのべーあんこと阿部薫さん、スタイリストの横原義雄さん、お三方の若かりし頃の姿もありました。
 
 
『Start On access』ライブ本番のバンドメンバー紹介(当時のサポートメンバーはギターの遠藤太郎さんとドラムのべーあん)が流れたところで映像が終わり、1日目は「じゃあここで、今のメンバーを紹介しましょうか!」と、柴ちゃん、しーちゃんがステージに呼ばれました。
 
デビュー前日の時点で、すでに2ndシングルや1stアルバムまで完成していたという当時のaccess。
2日目のVTRのあとには、『Start On access』ライブのあとに出演したラジオで、まだ発売していない1stアルバム『FAST ACCESS』の曲を全部流したところ、後日レコード会社の偉い人からひどく怒られた、という裏話も飛び出しました。
「そういうやんちゃなところもaccessらしいかな」と大ちゃんは振り返ります。
 
25年前の映像を見て、「出で立ちはだいぶ変わってますよね」とヒロ。
「僕は変わってなくない?」と言う大ちゃんに、客席から「え~?」の声が上がるも、「変わったよ。大ちゃん、今のほうがいいよ」とヒロ。
「今のほうがいいっていう、ヒロのその精神好きだよ」と大ちゃんが答えます。
 
「だけど、accessの音を聴いてくれた人が、音楽の力でちょっとでも元気になれたらっていう、その初心はずっと変わらない」と話す大ちゃん。
 
DA「積み重ねてきた一分一秒、すべて間違いじゃなかった。みんなのおかげで今があります」
 
 
それから、2日目にはバンドメンバーからのメッセージも。
 
柴田「舞浜のみなさん、こんばんは。大ちゃん、貴水くん、25周年おめでとうございます。これからも進化し続けるaccessを楽しみにしています」
 
清水「25周年おめでとうございます。ファンのみなさんも、そしてここに立ち会えた僕も、おめでとうございます」
 
しーちゃんについて、大ちゃんは「長年サポートしてくれてるけど、譜面見てるのを見たことがない。accessよりもaccessの曲知ってるんじゃない?」と称賛しました。
 
そして「これからもよろしく」とサポートの二人に伝えると、いよいよ最後の曲へ。
 
 
「まだまだみんな盛り上がってくれるかい?」「もっともっと楽しんでくれるかい?」「もっともっとシャウトしてくれるかい?」と高らかに問いかけるヒロ。
 
ヒロ「いくぜ! LOOK-A-……」
 
客席「HEAD!!」
 
疲労を微塵も感じさせることなく、最後まで全身を使って歌声を会場全体に響かせるヒロ。
大ちゃんもショルキーを持ち、客席のすぐそばまで駆け寄って積極的に煽っていきます。
 
間奏では大ちゃんがタンスプレイを披露。
さすがはスペシャルなライブ、ともいうべき演奏で、さらに会場が盛り上がっていきます。
 
終わりを惜しむような「JUST YOU ACCESS!」「GIVE ME ACCESS!」のコールと、客席を埋め尽くす色とりどりの光。
それらを嬉しそうに見つめる大ちゃんとヒロ。
最後の最後まで、観客からのエネルギーをすべて受け止めるようなパフォーマンスを見せてくれました。
 
accessにふさわしい、笑顔あふれるステージでした。
 
 
すべての曲が終了すると、ステージ上の四人で手を繋いでお辞儀をし、しーちゃんと柴ちゃんが退場。
大ちゃんとヒロの二人だけが残りました。
 
二人からの最後のコメント。
 
ヒロ
「みんなと一緒にこうして25周年を迎えられて、本当に生きててよかったって思ったし、僕らはここまで支えてもらった責任があるから、それを皆さんにお返しできるように、これからも攻め続けていきます」
「まだまだついてきてくれるかい! もっともっといい夢を見ていこうぜ!」
 
DA
「accessは不思議なもので、二人が離れているときもあるけど、その時々の時代の流れとか、テクノロジーの変化とか、ヒロの感性とかを吸収して、またそれが一点にギュッと収束する。その繰り返しが、なんだかメビウスの輪みたいだなって思った。accessって、『1+1=∞』っていうけど、この無限大のマークって、メビウスの輪にも見えるよね
「こうして25年間活動を続けてこれたし、そろそろ僕もaccessっていう存在に誇りをもってもいいのかな。あと、今までaccessを支えてくれたスタッフの皆さんも、僕の誇りです。拍手! もう一つ誇りがあるんですけど、それはaccessを支えてくれるファンのみんなです。本当にありがとう!
 
最後はヒロが「死ぬまで一緒だからな!」「accessは永遠に不滅です!」と言い残すと、温かい拍手に送られ、二人は幸せそうな笑顔でステージをあとにしました。
 
 
ありがとうaccess。
 
そして、おめでとうaccess
 
 
———-

access 25th Anniversary double decades + half Special SYNC LIVE 1125/1126
2017年11月25日(土)・2017年11月26日(日) @舞浜アンフィシアター セットリスト

OP.LOOK-A-HEAD
01.SWEET SILENCE
02.VIRGIN EMOTION
03.CATCH THE RAINBOW
04.Beyond the Second-D.
05.Let me go
06.SILVER HEART (binary engine ver. 2007)
07.Discover Borderless
-access channel-
08.LOVING YOU
09.grand muse(25日) / Shadow over the world(26日)
10.REGRET(25日) / Bright Sight(26日)
11.La Campanella ~ 愛の鐘~ラ・カンパネラより~
12.STAY MY LOVE(25日) / I SING EVERY SHINE FOR YOU(26日)
13.1000年の誓い
-interval-
14.Key Solo ~ SEQUENCE MEDITATION~超電導思考回路 第一楽章 覚醒~
15.DRASTIC MERMAID
16.SCANDALOUS BLUE
17.SEQUENCE MEDITATION~超電導思考回路 第ニ楽章 混乱~
18.TEAR’S LIBERATION
19.SEQUENCE MEDITATION~超電導思考回路 第三楽章 解放~
20.MOONSHINE DANCE
21.Tragedy
22.We’ll
23.Knock beautiful smile

ENCORE
EN1.LOOK-A-HEAD

———-
 
余談になりますが、個人的な話を少し。
 
 
僕は、accessがデビューした1992年に生まれました。
accessを知ったのは、僕が生まれる前からTM NETWORKのファンで大ちゃんのソロ曲も聴いていた母の影響です。
 
小さい頃から少しは曲を耳にしていたし、ライブの写真や映像も断片的に見ていたとは思いますが、本格的に僕が曲を聴くようになったのは2007年(access15周年)、ライブに行くようになったのは2012年(access20周年)の頃からだったと思います。
 
なので当然、access初期の頃のことも94年のアリーナライブも知りませんし、いわゆる「三部作のトラウマ」みたいなやつも、沈黙していた当時の事情も、7年越しに復活した喜びも、僕には想像でしかわかりません。
 
ですがオープニングの演出や23年前の三部作の再現には、僕にも感慨深いものがありました。
 
もし三部作を最後にaccessが本当に活動を休止し、以後復活することがなかった世界線、というのは想像できないし、したいとも思いません。
 
まずは、僕の人生と同じ年数の活動を続けてきてくれたaccessと、そんなaccessを、ひいてはDAサウンドというものを教えてくれた母に感謝したいです。
 
 
一人の(一組の)アーティストを好きであり続けることは、実はとても難しいことなんだと思います。
時間が経てば経つほど、批判や中傷を耳にしたり、ときには自分の人格を疑われたりして、気持ちに翳りが出ることもあるでしょう。
 
だからこそ、長い間好きでいられるのは、きっととても幸せなことなんだと思います。
 
彼らが自分に誇りをもって活動している。
積み重ねてきたものは間違いじゃないと胸を張っている。
困難があっても乗り越えて活動を続けている。
この先さらに楽しみがあると思わせてくれる。
 
そういったことが、好きであり続けること、信じ続けることへの、大きな原動力になると思います。
 
彼らが自分を信じているから、僕も彼らを信じていられるんです。
僕が彼らを信じているから、彼らも自分を信じられるのだとも思います。
 
(これは音楽に限った話ではないと思いますが。)
 
 
常に先を見ながらも、決して原点を忘れない。
 
その姿勢が25年間貫かれ、大ちゃんとヒロのお互いへの信頼やaccessとしての確固たる自信が生まれたことで、今回のライブが完成した。
二人がMCで話した言葉やファーストライブの映像、そして今回のライブでのパフォーマンスを見て、そう確信しました。
 
未だに理由が明かされていない(今後も明かされることはないであろう)7年間の沈黙も、レーベルやCDの規格などの都合で低迷していた時期も、必要なものだったと大ちゃんは常々語ってはいましたが、それを改めて実感したことが、「accessに誇りをもっていいのかな」という言葉になったのかな、と勝手ながら想像しています。
 
この音楽に出会えてよかった。
この音楽を好きでいてよかった。
 
そう思えるライブでした。
僕も間違っていなかったと思えました。
 
幸せな二日間をありがとうございました。
 
 
それでは、今回はこのあたりで。

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