2018/06/28

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【小説】『白と黒の雪どけに』Film.1~雪が溶けると~ 第12章

──僕の「好き」という感情は、果たして〝正しい〟ものなのだろうか?
 
前 → 『白と黒の雪どけに』 Film.1 ~雪が溶けると~ 第11章
 
最初 → 『白と黒の雪どけに』 Film.0 ~プロローグ~
 
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【Film.1 ~雪が溶けると~】
 
 
◆ 第12章

 3月上旬、県立高校の入試を終えた。
 卒業式は1週間後。それまで、3年生は授業らしい授業も行事らしい行事もない。
 ここからの1週間は、ほとんどの3年生にとっては消化試合のようなものだったと思う。

 だが僕にとっては、中学時代で最も学校に行くのが楽しみだった1週間かもしれない。

  *

 卒業式での卒業生合唱の伴奏と指揮をすることになった僕と絵梨奈(えりな)は、この1週間、放課後に音楽室で練習することになった。
 第一音楽室は吹奏楽部が使っているので、僕たちは第二音楽室で。

 1、2年生は部活をやっている時間帯だが、吹奏楽部が練習している音が小さく聞こえる程度で、校庭を走る生徒の掛け声や体育館を跳ねるボールの音などは聞こえてこない。
 絵梨奈と二人きりの空間。耳に入るのは、僕が弾くピアノの音くらいだ。
 教室で絵梨奈のことを見ていると目ざとい奴に冷やかされたりもしたのだが、今は僕たち以外誰もいないのでそのようなことはない。

 僕たちがした会話は、些細な、とりとめのないものだった。
 必要以上に練習を引き延ばすようなこともしなかった。絵梨奈の指揮に特に直してほしいところはなかったし、絵梨奈も僕の伴奏に気になるところはほとんどなかったらしい。

  *

 卒業式前日の月曜日は部活がなかったので、体育館での練習が許可された。

 体育館の中はすでに卒業式の準備が整っていた。マットが敷かれ、パイプ椅子が三つのブロックに区切られ整然と並べられている。入口から見て一番手前のブロックが保護者、真ん中のブロックが在校生、一番奥、ステージに最も近いブロックが卒業生の席だ。それらとは別に、壁際には教師や来賓用と思われる席も並んでいる。
 普段は袖に隠れているピアノも、ステージの上に見えるように設置されていた。

 在校生席と保護者席のブロックには、真ん中に広めの通路が設けられている。明日僕たち卒業生が歩く、いわば花道だ。その花道を一足先に僕と絵梨奈は歩いていた。

 誰もいない体育館というのは新鮮だった。
 授業だったり行事だったり部活だったり、体育館に入るのは自分以外にも人が大勢いるときがほとんどだった。
 この広い空間に、今は僕と絵梨奈の二人しかいない。

 そういえば、体育館のピアノを弾くというのも初めてのことだ。
 軽く音を鳴らしてみる。
 調律、はまあまあか。ちゃんとしたホールで弾くようなピアノと比べると微妙に音が外れているような気もしたが、許容できる範囲だ。

 卒業生合唱で歌うのは、卒業式の定番として古くから親しまれている曲を2曲。歌詞はいいのかもしれないが、伴奏としては面白味のない曲だ。
 だが絵梨奈の指揮で弾けるのなら、それだけでいい。僕の指は滑らかに躍っていた。

 かつてクラスに気の許せる友人のいなかった僕ら。
 あのとき腫れもの扱いをされていた二人の、明日はきっと最初で最後の晴れ舞台。

  *

 練習を終えて体育館を出ると、外は冷たい風が吹いていた。3月の半ばとはいえ、まだまだ冬が過ぎ去る気配はない。
 体の芯まで冷えるようなその風には、白い粒が舞っていた。

 校舎に続く渡り廊下を歩きながら、横に並ぶ絵梨奈をちらりと見る。
 背の高さは同じくらい、いや、やはり絵梨奈のほうが少し高い。

 絵梨奈の身長を抜けたことは、小中の9年間で一度もなかった。
 160センチという、中3男子としては低い背丈。入学当初、背は伸びるだろうと思って買った大きめの制服や体操服は、3年経ってもダボダボのままだった。
 とはいえ絵梨奈とはずっと同じくらいの身長差を維持してきたので、低身長でもまったくコンプレックスはなかった。絵梨奈とは同じくらいの目線の高さにいるのが心地いい。

「雪、多くなってきたね」
 校庭のほうを眺めながら、絵梨奈が呟いた。
「え、卒業式、まさかの雪?」
「いや、明日は晴れるって天気予報で言ってた。でも今日以上に寒いらしいよ」
「じゃあ、積もりそうだね」
「積もると思う。雪かきはさすがに必要ないと思うけど」
「はぁ、卒業式の日に雪か……」

 短く他愛もない会話だが、こんなことを話せるのも今日が本当に最後だろう。
 飽きるほど見慣れてしまった絵梨奈のセーラー服姿も、今では目に焼きつけておきたいと思える。

 白川(しらかわ)絵梨奈(えりな)という人は、僕に言わせればかわいさと美しさがちょうどいいバランスで調和していて、だからこそ「かわいい」とも「美人」とも言い切ることは躊躇われた。
 彼女の何が魅力なのか、どうして惹かれたのか、と問われたら、うまく答えられない。決して華のあるタイプでも、グループの中心的立場にいるタイプでもない。しかしどこか惹きつけられる魅力がある。

 何かの本で読んだ「日陰に咲く花」という表現が、絵梨奈にはふさわしいと思った。
 陳腐な言い回しにはなるが、まるでスノウドロップの花のような人だ、と形容するのが一番しっくりくるかもしれない。

  *

 卒業式の内容は、正直なところ卒業生合唱以外はどうでもよかった。
「卒業生合唱、卒業生、起立」という司会の先生の声が聞こえると、僕は一人足早にステージの袖へ、そしてピアノへと向かった。
 指を冷やさないようにはめていた手袋を外す。ピアノの蓋を開け、椅子に腰かける。椅子の高さは前日の練習で調節したので、僕にぴったりなものとなっていた。

 ステージの上での演奏となると、去年まで参加していたようなピアノの発表会やコンクールを思い出す。1年ぶりの感覚だ。
 もっとも、あんなに立派なステージではないし、発表会のときのように着飾るわけでも難しい曲を弾くわけでもないのだが。

 白と黒の、88個の鍵盤が目に入る。

 世の中では勝敗とか正誤とか物の有無などを、白と黒の二色で表現することがある。
 僕たちは白と黒に踊らされてきたし、これからも散々踊らされていくのだろうか。
 僕の名字が黒川(くろかわ)で絵梨奈の名字が白川というのは、どこか運命的というか、僕たちはなるべくしてこうなったのかな、なんていうことを考えていた。

 ステージの前に、3年生がのそのそと列を形成する。
 その向こう側に、指揮台に立った絵梨奈の姿が見える。
 彼女の左手が挙がる。僕と目が合う。

 ──心臓が、とくん、と高鳴った。

 僕が小さく頷くと、絵梨奈が腕を振り始める。
 この合図が嬉しいと、いつか絵梨奈は話してくれた。
 僕が最初の一音を鳴らし、曲が始まる。
 歌が始まると必然的に歌い手のほうを見る時間が長くなるが、それでも曲の最初、ピアノの音だけが鳴る数秒は、僕と絵梨奈の二人だけの時間だ。
 1年半越しに、僕はこの時間を手に入れた。

 別れとか旅立ちとか、そういったものは必ずやってくる。
 僕にとって、これが絵梨奈との最後の思い出になるだろう。

 一つ音を鳴らすごとに、この時間は過ぎ去っていく。
 クラスメイトと別れることよりも、絵梨奈と離ればなれになることのほうが寂しく思えた。
 中学生という時間が終わることよりも、絵梨奈と二人で音楽を奏でる時間が終わることのほうが名残惜しかった。
 だからこそ、目で、耳で、指先で、この瞬間を心に刻むのだ。

  *

 最後の日だからか、何かいつもと違うことをしても許される気がした。

 伴奏と指揮ということで、僕たちはクラスから少し離れて、隣同士に座っていた。
 式の最中はさすがに話すことはできなかったが、閉式後、体育館から退場して教室に戻るまでのわずかな時間が、話しかけるチャンスだろうと思った。
「ちょっと話したいことがあるんだけど、いい?」というふうに僕は切り出したと思う。

 普段なら〝正しくない〟ようなことも、卒業式の日くらいは目を瞑ってもらえるんじゃないかという気持ちがあった。校則で禁止されている携帯電話も、中学最後の日くらいはいいだろうと思ってポケットに忍ばせていた。
 絵梨奈に止められることだけが懸念材料だったが、幸いそのようなことはなかった。彼女も僕と同じことを考えていたのだ、と思うことにしておいた。

 卒業式のあとは教室に戻って最後のホームルームという流れだったはずだが、僕たちは教室に戻らず、かといって校庭などでは悪目立ちしてしまうので、こっそりと校舎の裏へ向かった。
 そこは晴れていてもあまり日が当たらない。
 コンクリートと側溝と、誰が手入れしているのかわからない花壇や植え込みくらいしかない場所だ。

 さて、こんなふうに女の子と二人きりになったら、愛の告白などをしてしまうのがきっとお決まりのパターンなのだろう。
 だけどそれは〝正しくない〟と思った。

 たしかに僕にとって、絵梨奈はどこか特別な存在だった。だけど辞書に載っているような、あるいはほかの人が使っているような「好き」という言葉と比べると、そこまで僕の感情は強くないような気もした。
 じゃあ僕にとって絵梨奈は何だったのだろう。
 そして絵梨奈にとって、僕はどんな存在だったのだろう。今だって、こんな場所に連れ出した僕のことを、絵梨奈はどう思っているだろう。
 僕たちの間に、たいしたドラマなど何一つなかった。振り返ってみれば、すべて僕が勝手に舞い上がっていただけだったようにも思う。
 僕は肝心なところで何も言えない。何もできない。
 あるいは、何も言わなかった。何もできなかった。
 本当に「好き」なら、きっとこうしているはずだ。そんなことがいくつも頭に思い浮かぶ。

 僕と絵梨奈の関係は、どういう言葉で表現するのが〝正しい〟のか。
 僕の気持ちを「好き」と表現するのは〝正しい〟といえるのか。

 答えを出せるにはまだ時間がかかるだろうと、僕は考えていた。
 だから僕は、今は自分の気持ちについては何も言わないことが〝正しい〟のだろうと思った。

 ──それに、言いたいことはほかにあった。

「卒業、おめでとう」
 ひとまず、当たり障りのなさそうな言葉を投げかけてみる。
(みなと)もね」絵梨奈がクスリと笑う。「高校の合格発表は明日だけど。自己採点した?」
「一応、合格ラインは越えた、と思う」と僕。
「じゃあ大丈夫だね」と絵梨奈。
 絵梨奈は、と訊こうと思ったが、訊くだけ野暮だろうと思った。彼女の口調からして自分もそれなりに自信はあるのだろうと感じられたし、僕が心配するほどのことではない。ずっと思っていたことだが、僕が合格すればすべて丸く収まるのだ。

 絵梨奈の言っていた通り、この日は晴れていたが外は寒く、前日に降った雪はまだ随所に残っていた。
 特にここは日陰が多いので、校庭よりも名残雪が目立っていた。人通りが少ないからか踏まれたような跡も少なく、雪は比較的その白さを保っていた。

「あ、これって」
 ふと、絵梨奈が足元を見て呟いた。

 その花があったのは偶然だった。
 小ぢんまりとした花壇で頭を垂れるように咲いている、白い花。春子(はるこ)先生の家の前で見たものよりはいくぶん小ぶりに見えたが、何度も見てきたから間違わない。
 スノウドロップだ。

 ──おかげで、言おうと思っていたことが言いやすくなった。
 誰にでもなく、僕は心の中で感謝した。

「スノウドロップの球根、駅ビルの花屋に売ってた。店じゃなくても、通販とかでも買えるらしい。育てるのもそんなに大変じゃないんだって」
 僕の言葉に、絵梨奈はきょとんとしたような表情を浮かべていた。

 絵梨奈が最後の発表会で『コンソレーション』を弾いたのを見て、僕は心に決めたことが二つあった。
 一つは、自分も最後の発表会でリストを弾くこと。

 もう一つは、離ればなれになるときが来たら、スノウドロップの写真を送り合う約束をすること。

「毎年、お互いにスノウドロップを育ててさ、花が咲いたらこんなふうに撮って、写真を送り合わない?」
 僕は、いつか見せるときが来るだろうと思って撮っておいた、スノウドロップの写真を絵梨奈に見せた。

 離ればなれになったら、僕はきっと忘れられてしまうと思ったのだろう。
 だから、共通の思い出があるスノウドロップに縋ることにした。
 僕と絵梨奈をつなぎ止めるものとして、スノウドロップの花に。

「うん、いいよ」
 思いのほかあっさりと、絵梨奈は了承してくれた。こういうときの運には本当に恵まれているよな、と我ながら思う。
「雪どけの花。いいと思う」と、彼女は噛み締めるように言っていた。
 僕は礼を述べ、携帯のメールアドレスを伝えた。

「……雪が溶けたとき、本当に私たちに春は来るのかな」
 会話が少し途切れたとき、絵梨奈がぽつりと漏らした。
 それは独り言のようにも思えたし、僕に問いかけているようにも感じられた。
 彼女の言葉の意味を、僕は理解することができなかった。彼女のその言葉を、僕はどう解釈すればいいのかわからなかった。
 僕は何も答えることができなかった。

「だいぶ前だけど、春子先生が『雪が溶けると何になる?』って言ったの、湊覚えてる?」
 僕は頷いた。
 僕と絵梨奈が出会った日のことだ。小学校にも入る前だったが、忘れるはずはなかった。
 春子先生はその問題の答えを、「春になる」と言った。雪が溶けたら春はもうすぐそこということだよ、と。
「しばらくしてから、学校でも同じこと訊かれたよね」
「うん、それも覚えてる」
「違ってたら申し訳ないんだけど、湊、あのとき本当は『水になる』って答えたんじゃない?」

 思わず息をのんだ。
 学校でその問題が出されたとき、絵梨奈は「春になる」と答えて、僕は考えを巡らせた末に「水になる」と答えた。
 そして後日絵梨奈に、僕はあの問題に何て答えたのかと訊かれた。
「水になる」と答えた僕が正解で、「春になる」と答えた絵梨奈は不正解となった。当時の担任の先生いわく、常識的な答えがどうとか。
 だが「春になる」という答えに、僕はひっかけ問題だと思いながらも納得はしていた。絵梨奈の答えをバツにしてしまうのは、というか、自分だけマルをもらってしまうのはどうなのか、という気持ちが僕の中にはあった。
 だから、僕も『春になる』と答えた、とそのときは返した。正解してしまったことが絵梨奈に対する後ろめたさになり、嘘をついたのだ。
 しかしその場で感づいていたのかもっとあとになって気づいたのか、嘘だったことは悟られてしまっていたようだ。

「……うん、ごめん」
 遅すぎるかもしれないが、僕は非を認めることにした。
「いいよ、もう気にしてない。湊はそういう子かなって思った」
 もう気にしていないよというふうに笑う絵梨奈。
「でもさ、あのときは『水になる』が正解だったけど、あれで本当によかったのかなって、僕、今でも……」
「ううん、それでよかったんだよ」
「えっ?」
「それでいいんだよ、湊は。この先何があっても、私は湊のことを正しいって信じてる」

 ──ああ、そうなのか。
 一つ、憑き物が落ちたような気がした。
 ──僕は正しかったのか。
 僕は絵梨奈を〝正しい〟と思ってきたが、絵梨奈も僕のことを〝正しい〟と思ってくれていたみたいだ。

「だから大丈夫。高校に行っても頑張ってね」

 いつだったか、絵梨奈も僕も自己というものが希薄で、しかし彼女のそれは何物にも染まっていない白さで、僕のそれは周囲に染められてしまった黒さだと思った。
 その考えに則して言うのなら、僕の〝正しさ〟は真っ黒なものなのかもしれない。
 だけどそれでいい。
 ──絵梨奈が僕を〝正しい〟と言ってくれるのなら。
 僕も絵梨奈に、言わなければいけないと思った。

「……絵梨奈も、いつか全部が〝正しい〟と思えるときが来るよ」

 それは根拠のない言葉だった。
 だけど少なくとも僕は、絵梨奈が「春になる」と答えたことも、いつかの集団授業ボイコットの日にとった行動ことも、実家から通えない遠くの高校を受験したことも、すべて〝正しい〟ことだと思っている。

 ここで一つ、頭に閃いたことがあった。
「……リストの、『愛の夢 第3番』」
「湊が去年の発表会で弾いた曲だよね? それが?」と絵梨奈。
「あの歌詞はさ、恋愛のことじゃなくて人間愛のことだって、春子先生が言ってたじゃん」
「ああ、『愛しうる限り愛しなさい』だっけ?」
 絵梨奈が思い出したようなので、僕は続けた。
「恋愛の歌じゃないなら、この『愛せ』っていうのは、自分の心に正直に生きなさいってことなんじゃないかな、って、ちょっと思った。……だから絵梨奈も、思うままに生きていいんだと思う」
 見当違いな解釈かもしれないし、もしかしたら使い古された言葉かもしれない。
 だが絵梨奈ならこれを〝正しい〟と言ってくれるだろうと信じた。

「心のままに生きるのが、正しいこと、か。なるほどね。……ありがとう」
 校舎が落とす影の中、絵梨奈が微笑む。
 彼女は日陰に咲く花のようだと思ったが、やはりこういう図が絵になるな、と思った。

「私たち、いつかきっと雪が溶けて、春を迎えられるよね」
「うん、いつかきっと」
 校舎の隅に残っていた雪を、左足で踏んでみた。上履き越しに、凍るような冷気が足先に伝わってくる。
「この雪も、溶けるって思うことにしようよ」

 手袋以外の防寒具を教室に置いてきてしまっていたことを、今更のように思い出した。
 いい加減体が冷えてきた。冷たく乾燥した空気。足元には雪。木々の草花も、まだ芽を出しそうにない。
 3月とはいえ、桜の季節はまだ遠そうだ。

「じゃあ、そろそろ教室に戻ろうか」
 僕たちは校舎に戻り、別々の教室に向かっていく。
 明日からは、それぞれ違った道を歩むことになる。
 ──それでも。

 校舎の影で、雪どけの花が小さく揺れていた。
 
 
 『白と黒の雪どけに』Film.1 ~雪が溶けると~ 了
 
 
  * * * *

「あれは君たちが6年生のときだっけ。絵梨奈にとっての最後の発表会。あのとき絵梨奈が弾いた曲、覚えてる?」
「リストの『コンソレーション』ですよね」
「そう。まさか今の君たちが、こんな形で『コンソレーション』に重なるとは思わなかったよ」
「どういうことですか?」
「リストが『コンソレーション』という曲を、いつ誰に向けて書いたのか。それがちょっと似てるなって思ったんだよ」

  * * * *
 
 
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『白と黒の雪どけに』Film.0 ~プロローグ~
『白と黒の雪どけに』Film.1 ~雪が溶けると~
『白と黒の雪どけに』Film.2 ~ポートレイト~
『白と黒の雪どけに』Film.3 (制作中)
『白と黒の雪どけに』Film.4 (制作中)
 
『白と黒の雪どけに』設定・登場人物など
『白と黒の雪どけに』あとがきのようなもの (制作中)
 
 

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