2019/07/11

カテゴリー: イラスト, 作品
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【イラスト】singularity

 
2019年7月5日~7月10日に開催された、ギャラリーIYN様主催の企画展『ギャラリースタッフが選んだ作品展』に参加させていただきました。
 
ご来場くださいました皆様、誠にありがとうございました。
 
 
作品展への出展に際して描き下ろした、このイラストの話をしようと思います。
 
singularity_sq
 
 
この作品展は、自分で応募するのではなく、タイトルどおりギャラリーIYNのスタッフさんが各作家さんに「こんな企画があるんですけど出展しませんか?」と声をかけるもの(少なくとも僕の場合はそうでした)。
 
展示が7月上旬で、お話を頂いたのはたしか6月の中旬くらいだったと記憶しています。
 
ギャラリー側からの指定は、「1人5作品まで」「作品の大きさは33cm×33cmまで」「新作・旧作は問わない」というものでした。
 
 
僕は、既存作品であまり出展できそうなものがなかったのと、何よりせっかく出展するなら一つくらい新作を描きたいと思ったので、既存作品2点描き下ろし作品1点を出展することにしました。
その描き下ろし作品がさっきの絵です。
 
 
実際に出した作品はこちらに載せています。

【お知らせ】『ギャラリースタッフが選んだ作品展』に出展させていただきます


 
 
そもそも僕が絵を描いていたのって「自分が書いた小説の表紙や挿絵を作りたかった」からで、ほかに描くとしたらファンアートのようなものがほとんどでした。
つまり、(少なくともデジタルで絵を描くようになってからは)名前のない人物を描くことがありませんでした。
 
今回、初めて名前のない人を描きました。
 
 
新作を描くといっても、会期まであまり時間がなかったので、「今まで描いたことのないような絵に挑戦する」というよりは「今の自分に描けるものを最大限活かす」という方向性でいこうと決めました。
 
まず、既存2作品が「曇り」と「雪」というイメージだったので、新作では「雨」を描くことにしました。
あと(これは「雨」もそうですが)描きたかったモチーフとして「電車」「踏切」。それから、雨による反射でぼんやりと見える光とか。
 
本当は夏っぽいテイストを取り入れたかったんですが、あんまり夏っぽくはならなかったですね。
(それこそ木村由姫さんの『SUMMER RAIN』みたいな、ああいう爽やかな夏の雨みたいなものを描ければよかったんですが、僕にはちょっと無理があった)
 
やっぱり僕の絵は喜怒哀楽でいえば圧倒的に「哀」寄りだと自分では思います。
 
 
少し話が逸れますが、藍井エイルさんの4thアルバム『FRAGMENT』の2曲目に『SINGULARITY』という曲が収録されています。
作詞・作曲・編曲は我らがバンマス重永亮介さんです。
 
アニメ主題歌にもふさわしいくらいの疾走感あふれるナンバーなんですが(実際重永さんはアニメ主題歌いっぱい書いている人だし)、歌詞を見てみると、アルバムのコンセプトでもある「日常のカケラ」とか、エイルさんの活動再開に寄せる想いのようなものが散りばめられている印象を受けました。
 
思うに、アニメの曲だとどうしても作品に寄せた歌詞になりがちなところ、『SINGULARITY』はタイアップがないので100%エイルさんに寄せた歌詞にすることができたのではないでしょうか。
 
エイルさんの曲って、一人称が「僕」の歌詞が(特にアップテンポの曲では)多いんですけど、『SINGULARITY』では「私」なんですよね。
(個人的な感覚だけど、活動再開以降「私」の曲が増えた気がする)
 
『SINGULARITY』は、デビュー間もない頃からエイルさんを楽曲提供・レコーディング・ライブサポートで支えてきた重永さんが、エイルさんの復活に捧げた一曲だと思いました(個人の感想です)。
 
 
その曲の中に「どれだけ傷ついても 生きたいと願ったのは君のせい」という歌詞があるんです。
 
「生きたいと願った」のを「君のおかげ」とか「君がいたから」という表現ではなく「君の“せい”」としているのが、なんとも人間臭いというか、抽象的な言葉で言ってしまえば〝よさ〟とか〝エモさ〟というものを感じます。
 
 
ちょうど絵の構想を練っていた頃『FRAGMENT』をよく聴いていたこともあり、軽率に『SINGULARITY』のこのフレーズをもとに構図などを考えてみることにしました。
 
 
「生きたいと願ったのは君のせい」と「雨」「電車」「踏切」モチーフを組み合わせるなら、「電車に身を投げ出して死のうと思っていたところ、『君のせい』でまだ生きたいと思ってしまった」という感じになるでしょうか。
 
赤い糸のようなやつは、感情の機微とか、踏切の向こう(死)と手前(生)の関係とかを表現したつもりです。
 
ドレスは、趣味? でしょうか。
この絵を描く少し前に友人の結婚式があったので、それに影響を受けたのかもしれません。
 
 
 

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ちなみにこの絵、実はもともと横長にする予定でした。
 
全体像はこうなっていたんです。
 
singularity
 
しかし(振り返ってみると考えすぎだったかもしれませんが)、どうも電車が画面になじまない気がする。
せっかく3D素材を加工したりとかしてみたのになぁ…。
 
そこで、ふと思いました。
 
 
……これ右半分いらなくね?
 
 
特に文字とかが入るわけでもないし、サイズの指定(33cm×33cm)を考慮すると、横長よりも規定ギリギリの正方形のほうが、結果的に面積が大きくなるし見映えもするんじゃね? ということで、右側約半分を思い切ってカットしました。
 
この絵を描いていて初めて知ったんですが、作成サイズの150%とか200%とかで出力しても画質はほとんど下がらないんですね。クリスタさん優秀。
 
 
というわけで、最終的に出展したのがこれです。
32cm×32cmの正方形です。(ここではブログ用にサイズを縮小しています)
 
singularity_sq
 
 
 
……で、会期が過ぎて間もない頃、お世話になったギャラリーIYN様から、今度はなんと個展開催のお話を頂いてしまいました。
 
2020年8月開催予定。よかったらぜひ。
詳しいお知らせなどはこちらにまとめていきます。

【お知らせ】脳内航海士 初個展『Dear, Twilight』


 
 
それでは、今回はこのあたりで。
 
 

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