
藍井エイルさんの4thアルバム『FRAGMENT』の発売を勝手に祝して描いてみました。
この数カ月いろいろあってまともに絵を描いていなかったので、リハビリという意味でもいい機会になったかなぁと。
せっかくなので、アルバム『FRAGMENT』の感想のようなものを少し。
フラゲしたのでさっそく全曲聴いたんですが、メッセージ性という意味でこれまでの3枚のアルバムとは一線を画していた印象でした。
エイルさんのCDの中で、全編通してここまで日常寄りというか、本音を伝え合う距離感で作られていると感じるものは今までありませんでした。
曲調についても、このアルバムでいうと『SINGULARITY』や『UNLIMITED』のような曲がこれまでのエイルさんの楽曲としては主流でしたが、今回はこういった路線の曲が異色とさえ感じます。
2016年11月の武道館ライブから、約1年半の間、活動を休止していたエイルさん。
しかし、『FRAGMENT』というアルバムができたのは、この活動休止期間があったからこそだというのは間違いないでしょう。
『流星』や『アイリス』などは、もしかしたら活動を休止していなくても生まれたかもしれない。
だけど『約束』だけは、休止期間がなかったら絶対に生まれなかった曲だと思っています。
そしてこのアルバムの1曲目としては、『約束』以外ありえなかったと思います。
『約束』をはじめとする、等身大の言葉が綴られた楽曲(アルバムには入っていませんが、『アイリス』のカップリング曲『Liar』もそうだと思います)が散りばめられ、最後は前向きなメッセージをもつポップな楽曲『フラグメント』で締めくくられる。
そんな構成になっています。
エイルさん自身が、休止していた時間に向き合い、意味を見出し、肯定したのでしょう。
そうでなかったら、4thアルバムはまったく異なるテイストになっていたに違いありません。
だからこそ、僕たちにとっても、きっとあの時間は必要なものだったんだ、いつかこの経験もあってよかったと思える日が来るだろう、そう思わせてくれるようなアルバムでした。
余談ですが、アルバム名は『FRAGMENT』で、アルバムの最後に収録されている曲は『フラグメント』で、このアルバムを引っさげたツアーのタイトルは『Fragment oF』なんですよね。ややこしいですね。
そんなわけでボツ絵(背景もちょっと違っています)。
…はい。
最初はF以外は小文字で描いていました。
あとフォントもなんかかっこよすぎる気がしたので、もっと手書き感のあるものに変えることにしました。
もう一つ余談。
「日常のカケラ」というコンセプトなら、次のツアーでは『CARRY OUT』をやりそうな気がするんですけど、どうでしょうか?
たぶん『CARRY OUT』は『翼』の購入者抽選イベントでしか披露されたことがなくて(しかもこのときはバンドを入れていなかったからバンドスタイルでは演奏されたことがない)幻の楽曲的な感じになりつつあるんですが、この曲はエイルさん本人が旧友と会った日の実体験を歌った曲なので『FRAGMENT』にも通じるものがある気がします。
ちなみに、文字なしバージョンはこんな感じ。
アルバムの詳細な感想や分析などはまたの機会にまとめたいと思います。
(機会あるかな…?)
あ、こっちの記事の楽曲情報は『FRAGMENT』収録曲の分も更新したのでよかったら。
それでは、今回はこのあたりで。