一歩踏み出して絶望するくらいなら

「0から-10になる」よりも「1から-10になる」ほうが減少値は大きいよね、という話。

完全なゼロよりも微小なプラスのほうが食らうマイナスは増大するというのは、何も数学だけの話じゃないと思う。

以前もどこかで書いたかもしれないけど、「まったく働いたことのない人」よりも「なまじ就労経験が少しあるけど続かなかった人」のほうが採用する側からの印象は悪いし、職に再びありつけたとしてもやっぱり続かないというものだろう。
これは自分が実際に転職しようとしてみて感じたことの一つだ。

「まったく何もしていない」よりも「少しやったけど何も得られなかった」のほうが受けるダメージは増大するもので、だから失敗が怖くなってしまったり踏み出す勇気をもてなくなったりしてしまうんだと思う。

本当は全部わかっているつもりなんだ。

「本気を出しても何も生み出せない」自分を見たくないだけだということ。
だから「いつかできるようになる」「本気になればこんなにすごいはずなんだ」「明日から自分はきっと変われる」という幻想に縋り続けているということ。

そうやって何もしない自分を正当化しようとしているにすぎないということ。

「過去の栄冠」とか「くだらないプライド」とか、そういうものを捨てられれば楽なんだろう。

あのとき自分がしたことが、あの日言われた一言が、今では呪いになっている。
だけど、そういう呪いが自分を支えているのも事実だったりする。

「自分の無力さに絶望する」のではない。
それ以前の問題だ。

「何もしない」のだ。

そしてその理由はたぶん、「自分の無力さに絶望したくない」からだ。
自分が無力であることに、そもそも気づこうとしないのだ。

「何もしない」ということに対しても、それはそれで罪悪感はある。
まあそれでも「自分の無力さに絶望する」よりはマシだ、と心のどこかで思っているのだろう。

「失敗なくして成功なし」とか「最初は何もできなくて当たり前」とか「失敗を恐れず挑戦しろ」とか、そういう言葉は腐るほど見かけるけど、騙されたと思って実践するほど、今の自分は生きることに執着もできない。

10代の頃、騙されたと思って身につけた知識や価値観は、今になってみればその多くが正しくなかったり役に立たなかったりするものだったと思う。

臆病な自分は、今日も「何もしない」ことを選ぶ。
プラスを追求するのではなく、マイナスを最小限に抑えるために。

おやすみ。

いつか自分が変われる日まで。
失敗を恐れず挑戦し続けようと心から思えるときが来るまで。

それでは、今回はこのあたりで。

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