(初出:2017年10月22日)
あくまで僕個人の場合は、と前置きしておく。
僕が今ダメ人間になっているのは、努力とか忍耐力とか社会性とか、そういったものを10代の頃に前借しすぎたせいだと思っている。
「社会に適応するためのエネルギー」みたいなものは、僕にとっては消耗品なのかもしれない。
がんばりすぎることの何がよくないかって、過去の栄光にとらわれすぎてしまうおそれがある、ということだと思う。
自分のスペックを超えた努力をして、なまじ結果を出せてしまうと、あとになって「自分にはこれくらいできたはず」「あのときの自分はこれだけやれた」「自分の力はこんなもんじゃないはずだ」などという思考がこびりついてしまい、身の丈に合わない目標に向けて悪あがきをするようになりかねない。
その結果、何も得られなくなってしまうというか、かつて持っていたものまで失ってしまう、という事態になることもあるだろう。
人生はマラソンにたとえられたりする。
序盤に無理をして飛ばしてしまうと、終盤にスタミナがもたなくなる。
一度走るのをやめてしまったら、再び集団に追いついて走るには、以前と同じエネルギーでは無理だろう。
要するに僕は、人生のペース配分を間違えたんじゃないだろうか、と思うのだ。
まあ、まだ20代の僕が人生を語るなんて早すぎるとも思うけど。
何が言いたいかというと、10年後20年後にさらにダメ人間になりそうだから、今がんばりすぎるのは少し怖くもある、ということ。
そして、今ちょっと無理してがんばっちゃってるかなっていう人は、あんまりがんばりすぎないでほしいと思う、ということだ。
それでは、今回はこのあたりで。
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